就活に失敗した高学歴はITエンジニア兼投資家になれ
就活に失敗した高学歴の悲惨さ
2017年現在、日本は好景気である。約10年前のリーマンショックには隔世の感がある。新卒の内定率は85%近くに上り、就活戦線は空前の売り手市場だ。
東大、京大などを初めとした難関大学出身者は、行きたい会社をどこでも選び放題と言っても過言ではない。
しかし、どんなに就活が売り手市場と言っても、内定率は100%にはならない。つまり、どんなに就活生に有利な年であったとしても、多くの勝ち組就活生に紛れて、負け組就活生は生みだされてしまう。
就活に失敗する学生の中には、数少ないながらも東大、京大など難関大学の学生もいる。就活に失敗した難関大学の学生は悲惨である。周辺の人間のほぼ全員が業界最大手の有名企業、名門企業、安定企業に就職していく。もしくは、医師、弁護士、会計士などの士業、高級官僚などになっていく。
人間の幸福度は周囲との比較対象に左右されやすい。周囲の人間が社会的地位や金銭、人脈にも恵まれていくのを遠くから眺めるのは、非常に心が傷つく。これは就活に失敗した高学歴にしかわからない。周囲の人間がエリート街道を進む中、自分は誰も知らないような知名度のない会社、薄給激務の会社、ノルマのきつい会社に進まなければならないのである。
よく言われるように、就活に失敗してしまったら、いわゆる新卒カードを失ってしまったら、そのあとはずっと暗い負け組人生が続くのか。就活が上手くいかず焦っている学生や、希望する会社に就職できず、ブラック企業のような会社で働くことになった新社会人は、希望も持てずそう思っているかもしれない。
会社に自分の人生を任せない
しかし、新卒の就活に失敗したからといって、その後の人生が暗いものになることは決してない。確かに、新卒でしか入れないような大手企業に入社することができれば、自分の人生に危機を感じる機会はほぼなくなるだろう。「ゆりかごから墓場まで」という言葉があるが、大手インフラ企業や大手通信企業に行けば、万全の社会的信頼と、周囲が羨むほどの福利厚生を得ることができる。会社に自分の人生を預けることができる。
しかし、大手企業に勤務していなくても、やり方次第で自由で十分な報酬を貰える暮らしができるのである。勿論、大手企業に勤めるほど給与が高まっていくわけではないし、自動的に福利厚生が得られるわけではない。自分から情報を獲得し、会社に自分の人生を任せないで、自分で自分の人生を切り開いていかなければならない。これから述べるやり方で人生を切り開いていけば、自由に働き、稼いでいくことができる。
ITエンジニアは自由な上に高報酬
就活に失敗した高学歴の学生には、ぜひITエンジニアの世界を知ってほしい。一昔前のITエンジニアのイメージは薄給激務の最たるものであった。それは、大手SIerを頂点とした多重下請け構造の中で、プログラミングをしないSEが上位で、プログラミングをする人員はコーダーと呼ばれ下位の位置づけに置かれていたからである。
しかし、業務系システムがシステム開発のメインだった時代は終わり、インターネットを通じてブラウザからアクセスできるweb系のシステムや、スマホアプリ・ソーシャルゲームの開発が非常に多くなっている。IT業界の裾野は広がっており、プログラミングのできる人材のニーズは非常に高まっている。プログラミング教育サービスも盛んだ。
プログラミングを初めとしたITスキルがあれば、会社で働き給与を貰うという方法でなくても、稼ぐことができる。フリーランスと呼ばれる働き方も一般的になってきている。クラウドソーシングサービスを利用すれば、好きなタイミングで自宅で仕事をすることも可能である。
プログラミングのできる人材は今、報酬も高い。月額30万円以上の報酬は当たり前、中には月額100万円以上の報酬を得られる仕事もある。フリーランスのITエンジニアは、週5日フルタイムで働かなくても十分な報酬を稼ぐことができるのである。
また、人から依頼されたものを作るだけでなく、自分でサイトやサービスを開発して稼ぐこともできる。グーグルアドセンス広告や、アフィリエイトなど、webサイトやアプリで稼ぐ方法はいくつもある。しかも、一度作ってしまえば、ユーザーが訪れる限り売上を上げ続けてくれる。労働をしなくても得られる不労所得となってくれる。
高学歴のためのITエンジニアになる方法
IT業界で働くことは、新卒でIT企業に入社したり、中途でもIT業界未経験可で採用している会社に入社することでできる。ただし、IT企業で働くことと、ITエンジニアになることは少し異なる。大手のSIerの仕事はプロジェクトの進捗管理やマネジメントの仕事が多く、プログラミングをする仕事は外注している。SIerに就職したからといって、プログラミングスキルが磨けるとは限らない。
また、業界未経験でも募集している会社は、テスターやアラート監視など、業界未経験の人員でもできる仕事で売上を上げているケースが多い。ITエンジニアとしてのスキルを身につけていくためには、ITエンジニアとしての仕事をすること、日々スキルを磨いていくことが必要となる。
ITエンジニアとしての仕事ができない状況に置かれている間は、スキルの伸びも限定的になってしまうが、日々の学習の中で補っていく必要がある。難関大学出身者は、学習能力については同年代の人間の中でもトップクラスのはずだ。今では、転職サービスと合わさっており、転職サービス利用でキャッシュバックしてくれるプログラミング教育サービスもたくさんある。もし就活に失敗したまま卒業してしまい、その事実から目を背けるように遊んでいたり、失意のまま何もできずにいるのなら、コードを書き始めてはいかがだろうか。
SIerには難関大学出身者・高学歴も多いが、web系の会社や下請けの会社には難関大学出身者・高学歴は少ない。だからこそ、学習能力で差をつけることができるのである。
周囲に難関大学出身者・高学歴が少ないということは、経歴の似た人間が少ないということで、なかなか話の合う仲間を見つけることはできないかもしれない。場合によっては、高学歴であることが奇異な目で見られることもあるだろう。初めの方は孤独感を覚えることもあるかもしれない。最初にITエンジニアとして働く会社は、決して労働環境が良くない会社かもしれない。しかし、ITエンジニアとしての経験が2年程度にもなれば、もっと優良な会社に転職することも簡単だ。フリーランスとして働くこともできる。暗い会社員生活では考えられなかった明るい世界が広がっているのである。
投資を学べ
もうひとつ、自力で人生を切り開いていくために必要なスキルが、投資のスキルである。会社の福利厚生に頼らず生きていくのであるから、会社の確定拠出年金や厚生年金を頼ることはできない。しかし、銀行の金利は0.0001%というレベルで、そのうちに口座維持費のような名目で金利がマイナスになってしまうかもしれない。報酬をすべて銀行に預けておくのは非常にもったいない。自分で自分の資産を運用していかなければならないのである。
そもそも、自分の資産をすべて日本円で持っている必要はない。ドルで持っていても構わない。今後将来的に日本の経済力が停滞し、アメリカの経済力が強くなっていけば、通貨は円安ドル高に向かう。つまり、日本円で持っていても価値が目減りしていってしまうのである。日本では失われた20年、30年と言われているが、日本以外の国は順調に右肩上がりの経済成長をしている。アマゾンやグーグルなど順調に成長している海外企業の株を買えば、ある程度高い確率で買ったときより値上がりしてくれる。
投資というとデイトレードなどのイメージが持たれているかもしれないが、本来は株や債券、金など様々な投資商品に資金を分散させ、安定して年に5%の収益を上げていくものである。なお、デイトレードのスキルは立派に稼げるスキルである。話題の仮想通貨や個人向け確定拠出年金であるiDeCoなど、資産運用のために使える商品も続々登場している。投資は若いうちから始めるほどいい。ITの学習と投資の学習を同時に行うのは大変かもしれないが、ぜひやってみてほしい。